私には、10年来の友人のご住職様がいらっしゃいます。
私には、10年来の友人のご住職が居ます。
当エリアでは、一般的には檀家数200〜300件を有さないと、食べていけないのは勿論、寺院の維持管理が困難になりますよ。と言われています。
友人の寺院は檀家数50件程度。普通に考えれば、とても維持管理は難しく本来であれば、他へ手伝いやアルバイトに出なければ家庭を持ったご住職家族は生活が成り立ちません。
数年前までは彼(ご住職様)が様々はお仕事やアルバイトに従事(福祉系、ハンバーグショップ、建設系)されていたのを目の当たりにしてきました。
しかし、一念発起し、やはり本業に近い形での仕事につきたいとの想いから、多方面へ営業活動して何とか継続的に出仕(葬儀・法事のお仕事)が頂ける様になりました。
彼の努力は勿論、ご家族のサポート、私も色々ご紹介しサポートしました。
結果、寺院収入は3倍程度になりました。
彼には、夢と言うか、目標と言うか、使命と言うか・・やりたい事が有りました。
京都より、大八車を引いて、観音様をお乗せして、かの空也上人が飢饉に際し、民に薬湯を配った様に、皆様に幸せを届けたい・・と。
そんな計画を学生の頃よりしていて、帰寺間も無くの頃、社員の紹介でお会いしたのが切っ掛けでした。
彼が修行をした寺院は京都でも有名ですが、檀家50件、信者5万名と言う特殊なお寺でした。観光寺と言うか、信者寺と言うか、兎に角特殊な寺院と師僧の元、勉強し今の考え方に至ったと伺っています。
考え方はアグレッシブで、挑戦的では有りますが、10年の歴史が年輪が、考え方に深さを与え、回りを巻き込む強さと逞しさを育んで頂けた様です。
そんな彼を目の当たりにして、この様な形でお手伝いすれば、お寺様は活性化するんだな・・と言うのを私も勉強させて頂きました。
今でも親しくさせて貰っています。